敵ながら天晴！

浅田は銀メダル＝金が歴代最高点で優勝−安藤５位､鈴木８位−フィギュア女子

日本中のお昼休みが大幅に延長されたであろう今日の午後1：30頃。

バンクーバーオリンピック女子フィギュアスケートで

日本の浅田真央選手…よりもやっぱり「真央ちゃん」の方がしっくりきますね

真央ちゃんはオリンピック初出場ながら見事に銀メダルに輝きました。



しかしそれにしても今回は一昨日のショートプログラムでも

今日のフリーでもキム・ヨナの演技が本当に素晴しかったー！

まさに敵ながら天晴の出来映えでした。

どんなにひいき目に見てもやはり真央ちゃんより上回っていたと思います。

しかしそれは個人的なレベルとかよりももっと別の所にあるような気がして

振付けや楽曲など演出の面で差がついてしまったように思えてなりません。

確かに技術的にも今回のキム・ヨナは完璧でしたが

観客を、そしてジャッジを虜にするパフォーマンスでは

群を抜いて素晴らしいものがあったと思います。

見せ場と見せ場の合間の部分でも気を抜くこと無く

流れるようにつないでいき、それはあたかも水中で泳ぐ人魚のようでもあり

解説者は彼女の集中力の高さを讃えていましたが

実際、見ていた我々にも彼女の集中力がビシビシ伝わってきて

いつしか固唾をのんでテレビの画面を凝視していました。



一方で真央ちゃんはSPで思いのほかキム・ヨナと点差の開かなかったので

「金」への変な意識が芽生えてしまったのか

予想もしない所での痛恨のミス。

これがオリンピックなのだということを思い知らされてしまったようです。

しかし、彼女はこれからまだまだ成長する！

あとはさっきも言った演出面ですね。

これはかなり見直さなければならないと思います。

今回の演目が果たして今の浅田真央に合っていたのか？

正直、素人目には無理があったように見えました。

今回の結果を踏まえて、次への第一歩を踏み出す上で

真央ちゃんらしさを全面に出した、彼女の持ち味を存分に生かした演出を

是非とも手がけていただきたいと思います。

真央ちゃんはまだまだこれからもっと上に行ける選手です！



対するキム・ヨナは完成してしまった感があって

いわば頂点に登り詰めてしまったようにも見えるんですよね。

今回の悔しさをバネに大きく成長するであろう真央ちゃんが

４年後のソチオリンピックでどんな活躍を見せてくれるのか？

そして女王の座に輝いたキム・ヨナは今後どうなるのか？

気の早いオッサンは今から楽しみであ〜る。